前歯をデザインしたら笑顔になった!~スマイルデザイン

前歯をデザインしたら笑顔になった!~スマイルデザイン

「前歯が黒ずんでいて、歯を見せて笑うのに抵抗がある」
「前歯の詰め物やかぶせ物のクオリティに納得がいっていない」
実際、笑うときにどうしても手が口に行ってしまうという患者さんのお話を聞いたことがあります。

前歯の治療のハードルは「自然な歯に見えるかどうか?」です。
機能的に問題のない前歯だとしても、奥歯ならともかく前歯で見た目を気にするなといっても無理な話です。
笑った時に見える前歯がキレイだったら、思いっきり歯を見せて笑う事が出来ます。

「前歯が詰め物やかぶせ物でも、大きな口を開けて思いっきり笑っていたい」

そんな願いをかなえるのが「スマイルデザイン」です。
治療の後、笑うとどんな風に歯が見えるのか?を治療の前からシミュレーションが出来る新しい仕組みです。


 

今までになかった「前歯のデザイン」

新しい技術が出来たことで生まれた「前歯のデザイン」という概念。
一体どんなことなのでしょうか?
先生に聞いてみました。

 

プチインタビュー

「前歯をデザインする」って、どういうことですか?

「スマイルデザイン」というソフトを使って、かぶせ物や詰め物、インプラントの人工歯の部分のデザインが出来るという事です。

笑顔の写真と、トリオス(3D口腔内スキャナ)の写真をマッチングさせて「これくらいの歯の大きさにすると、こんな感じで見えるよ」と「笑顔のシミュレーション」が出来ます。
モニター見ながらやっていっても面白いと思います。
もともとはインプラント用でしたが、詰め物でもかぶせ物でも出来ます、とても新しいですね。

 

インプラントだけじゃないんですね。

はい。
DIOナビは、トリオス(3D口腔内スキャナ)とCT(歯と骨の画像が360度分かる)のデータをマッチングさせたものです。
トリオスだけをフォーカスすると、スマイルデザインというのが出来て、前歯部のかぶせ物にも使えるという事です。
口の中の表面をスキャンしたものと、笑顔の写真を撮って、顔の写真から歯の位置をマッチングさせることも出来るし、CTで歯と歯を支える骨とをマッチングさせることが出来ます。
「スマイルライン(上の犬歯からまん中の歯の先端を結んでできる、左右対称の弓状の曲線)」を考えて、笑った時に見える歯の大きさを変える事が出来ます。

 

 

「今ある歯やアゴの骨」と「シミュレーションした歯」を合体して見られるんですね!

それに正面の笑顔を撮った写真をくっつけるんですね。

 

かぶせ物、詰め物だけでなく、インプラントも前歯の設計が出来るんですね、まさに審美的インプラントですね。

写真を撮りながら、どういう風にしたいか?を相談して、形を変える事も出来ます。

 

どれだけ自然な笑顔になるか?ということですね。

顔貌(がんぼう)と調和させた歯を作っていく事が出来るのです。

 

前歯部はいいですね、とっても自然なインプラントや詰め物かぶせ物になるんですから。

笑った写真を撮って、そこから歯をデザインして、そこに向けてどういう角度・形でインプラントを打てばいいかを逆算していくんです。

 

「あなたの笑顔から逆算していく」という感じですか?

そうです、そうです。

 

前歯部の場合は、特にシミュレーションしたいですよね。

いままで感覚でしかなかったんです。
3Dスキャナを使う事で、型取りもラクになりました。
3Dスキャナだと、動くもの(ベロ、指)は基本的に撮らないので消えちゃいますし、時間も「1分」くらいしか掛かりません。

 

 

 

粘土みたいやなつだと、どれくらいかかるのですか?

印象(いんしょう:従来の粘土の歯型取り)だと4~5分掛かりますね。

 

透明なマウスピースの矯正器具が最近出てきましたが、矯正後の歯並びをシミュレーションが出来ますが、笑った顔までは分からないと思います。

患者さんが笑顔になると、こっちまで嬉しくなるので、ぜひ試してみてほしいです。

 

どんなツールでデザインするの?

歯をどうやってデザインするのか?というと「CADソフト」でかぶせ物・詰め物をデザインします。
今まで技工士さんの頭の中だけに描かれていたものが、患者さんも歯科医師も一緒に確認できるように可視化されるのです。

 

 

どうやったらできるの?「CT」と「3Dスキャナ」と「笑顔」の三位一体のデータマッチング

CTは硬組織(こうそしき)、つまり骨や歯しか撮れません。
歯肉などの粘膜は写りません。

トリオス(口腔内スキャナ)では、歯肉も写りますが、歯も写ります。

CTもトリオス(3Dスキャナ)の共通項は、「歯」です。
なのでそこでマッチングさせることで、患者さんのお口の中の状態(歯、粘膜、骨)がすべて再現できます。

それを、ソフト上でマッチングさせます。

さらにそれに「笑顔の写真」をマッチングします。
3つのデータを統合して、理想的な「歯の位置」と「形」をシュミレーションできるのです。
これらは、今まで「勘」で作る世界でした。

歯科医師が「これがいい」と思っていても、患者さんが「そうじゃない」と思っていたら、せっかくの治療が台無しになります。
逆に、患者さんの「これがいい」が、歯科医師の立場から見ておススメできないというケースもあります。
歯科医師が設計して、患者さんと話し合いながら治療を進める事が出来たら、どんなに安心するでしょう。

治療の後、笑った時にどんな風に歯が見えるのか?をシミュレーションが出来ることによって、患者さん側も納得できます。
また、歯科医師側も物理的に無理のない設計だという事を把握でき、安心して治療を進める事が出来ます。
双方が納得出来る素晴らしい仕組みです。

せっかくのお金をかけて行う歯科治療です。
見た目的にも機能的もいいものを一緒に作っていきませんか?