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2020/07/22
医師インタビュー
院長インタビュー


院長: 長濱 英嗣 ながはま えいじ
元 日本大学 松戸歯学部付属病院 再生歯科 科長

「流山の子供の虫歯の数を減らすこと」が僕のミッションです

「歯医者さんに治療に来る」のではなく
「虫歯・歯周病にならないために」歯医者さんに来てほしいです

 



















Q.どうして「流山」という地で開業しようと思ったのですか?

たまたま奥さんと住んだのが「流山おおたかの森」と言う所だったんですね。 
「子育てがしやすい環境だ」と言うことは聞いていましたが、住んでみて「すごくいいな」と思いました。 
子供も多いし、若い世代も多いし、共に成長していけるような感じがしています。 
南流山にもよく遊びに来ていたので、そこで開業できるのはいいなと思っていたんですね。
オシャレな雰囲気にして「来たくなる歯医者さん」にしました。



1.「水がきれいで安心できる歯医者さん」です

Q.「流山で一番水がキレイな歯医者さん」と聞いたのですが・・。

「ポイック エピオスエコシステム」を導入しました。


「自分の子供を治療させたい」と思った時に、治療時に使う「水」が気になりました。
歯科のユニット(診察台)から出てくる水は、思っている以上に細菌が多いのです。
例えば、長期の休みの後、しばらく水を使っていないとユニットから出てくる水はホースを揉むと、
水垢が出てくることもあります。
患者さんには分からないけど自分自身が「いやだな」と思っていた部分ではあるんですね。





例えば、親知らずの抜歯で「歯を分割しなきゃいけない」という時に、
の中に細菌が入っていると思うと「消毒したとしても効果がないのかな?」というところは正直感じていました。

スタッフとしても「自分の医院は、これだけキレイな水を使って治療している!」と思えば、
患者さんにも自信を持って説明できますよね。
「患者さんにとって良い事をしている」というところで、仕事に誇りを持てると思うんです。

飲食店で「厨房が汚い」と知っていると、その店で食べたくないと思いますよね。
スタッフも自分も自信を持って「この医院の水はキレイなんだ」と思えれば、しっかり仕事もできますよね。

働くメンバーが「自分の家族でもOK」と思えるような環境を作りたかったんです。
読売新聞(下記参照)でもこの話は出て、歯科医師会にも相当問い合わせがあったそうです。




なので「エピオス エコシステム」で、常に水を循環させることにしたのです。

循環させるのは、ただの水ではありません。
「ポイックウオーター」(次亜塩素酸水)を、常に循環している状態にするのです。
「ポイックウオーター」は歯周病菌を死滅させるお水です。
水が「循環している」ということは「滞留しない」ということです。
そういうものがハードとして、最初から「医院の仕組」として設置されています。
スタッフが自分の家族にも「安心して来て」と言える仕組です。
南流山地区では初導入だと思います。


2. こどもにとって「歯医者さん=歯がピカピカになる楽しい場所」にしたい

子供の治療をするとき・・歯科医師になった時から思っていたんですけど、
「歯科治療をなるべくしたくない」と思ってきたんです。



Q.歯医者さんなのに「治療をしたくない?!」

はい。
うちの子供もそうですけど「予防、予防、予防」だと思います。
子供が歯を磨かないと「歯医者さんで歯を削られちゃうよ」と言うのは結構マイナスだと思うのです。
テレビでも歯医者さんで削られる画像が流されたりして、あまり歯医者さんって「いいイメージがない」のです。
歯医者さんを「怖い場所」じゃなくて「楽しい場所だ!」と思ってほしいのです。

「虫歯治療」で初めて歯医者さんに来るのではなく、
「予防歯科(歯のチェック・クリーニング)」に歯医者さんに来ることで、
子供の歯医者さんに対しての「認識」が変わります。
「歯医者さんは、歯をピカピカにしてくれるところ!」
「痛くならないように歯医者さんに行くんだ!」と。

国としても予防にシフトしていて、「フッ素」も保険で出来るようになってきました。
そこは皆さんに知ってほしいですね。

「虫歯がない子」の方が「学力が高い」というデータもあります。
「流山地区の子供の虫歯の数を減らすこと」が僕のミッションです。

以前診た小学校4年生の子で、全部残根(全部虫歯になっている)になっている子がいました。
その理由として、子ども自身が「磨けない」というのもありますが、
大人たちが「いかに磨きやすい環境を作ってあげるか」ということ、
その環境を作るのが「僕たちの仕事」と考えています。
僕の考えている「小児歯科」というのは、「これ以上悪くしない」ことも含まれています。
例えば、コンタクト(歯と歯の間)にカリエス(虫歯)があるとしたら、
歯が移動してこないようにコンタクトのところは埋めていきます。
歯と歯の間に虫歯があると、永久歯が移動してきます。

これが、歯並びの悪くなる理由です。
抜髄(ばつずい:虫歯が進みすぎて神経を抜く)も、同じ理由で避けます。

虫歯で歯並びを悪くしても「矯正で治せばいいや」というのではお金も時間も手間もかかります。
歯並びが悪くならないように「予防」をするのです、出来るのです。

なるべくお金を掛けないために、歯医者さんに定期的にしてほしいんです。
流山市は、歯科治療の負担金が200円なんです。
200円で通えるのであれば、公園で遊んだ帰りに歯をキレイにして帰るという流れにも出来ますよね。
また、歯医者さんに来やすい状況を作るために、月一回のイベントを企画したいと考えています。
「常に足を運びやすい環境」を作りたいと思っています。

Q.「なんか面白そうなことをやっている歯医者さんは楽しいところ!」プラス
「子供の歯のことで知っておくべき事を教えてくれる場所」なのですね。
ちなみに、赤ちゃんのいるうちはみんな疑問に思っているようですが、歯医者さんは何歳から来ていいのですか?

気になることがある時は、いつでも来て下さい。
歯の生え始めは、歯が一番弱い時期です。
また、口の中の気になる事があったら、歯が生えていなくても来て大丈夫ですよ。

例えば、「上皮真珠(じょうひしんじゅ)」といって赤ちゃんの口の中にプツって「白いもの」ができるこ とがあります。
親御さんが見つけたら、これはビックリしますよね。
結論から言うと、放っておけば無くなるので心配しなくていいのですが、
それが何なのかわからず、ドキドキしているのはイヤじゃないですか?

なので、口の中のことで気になる事があったら、歯が生える前でも歯医者さんに来ていいですよ、という事が言いたかった訳です。(笑)


3. 一人ひとりの患者さんを、しっかり時間を取って、しっかり診たいのです。

Q.そのような話を聞くと、子供も含めて、家族一緒にお世話になりたくなります。

携帯電話じゃないですけど、「家族割り」みたいのも出来たらいいなと思っています。
家族は価値観が共通なので、当院の思いに共感してもらいやすいと考えています。
家族みんなでモチベーションをあげて、「知識を共有」し、信頼関係を築いていけたらって思っています。
そのために、時間を掛けてしっかり診療します。

「知識の共有」という意味では、お母さんお父さんの啓蒙がとても大事だと考えています。

実は、虫歯菌が定着する1歳半から2歳半の「感染の窓」と言われる時期があります。
この時期に、お父さんお母さんのお口の中に虫歯菌がいないと、お子さんは虫歯になりづらくなります。

そのような内容の知識を「共有」したいのです。
50代から診てきた患者さんが、70代になって歯科医院に来られなくなったら「訪問歯科」で診ることができます。
やはり、長年診て来た患者さんの口の中はどうだったか?は、よく覚えています。
それに、お互いに、やりやすいですよね。

Q.いろんなタイプの歯医者さんがありますが、
「にじいろ歯科クリニック」はホームドクターとしての色合いが強いのでしょうか?

そうですね 。
一人ひとりの患者さんを、しっかり時間を取って、しっかり診たいのです。 
スタッフとも、診療に関することを共有したいので、話す時間を多く取りたいです。


4.「インプラント」「親知らず」で知っておいてほしいポイントとは?

Q.インプラント治療について、伺います。正直「良くない印象」があるんですが・・・。

「僕が考えるインプラントの治療」の基本は「他の歯を無くさない」事がベースです。 
インプラントを入れたことで、他の歯が次々とダメになっていくのはよくありません。
 
インプラントを長持ちさせるために、「噛み合わせ」と「インプラント」の利点を話して、
チョイスしてもらうんですが、「天然歯(残っている歯)に負担をかけない」
具体的には「削らない」というのが僕のスタンスです。 

「入れ歯でバネをかけている歯は、3年から5年で揺れてくる」というデータもあります。
それを考えると、「天然歯に負担をかけずに、噛み合わせの力を受けてくれるインプラント」って言うのが一番だと思うんですね。

Q.親知らずも「どうしたらいいかわからない」という人が多いのです。 
「親知らず、すごく痛いんです」という場合は、抜いていいんですか?

抜いていいです。 
「親知らずの炎症があって痛い」「痛くなくなる可能性がある」場合は抜いていい理由になりますが、
まれに何の炎症もなく「親知らずだから」って抜いちゃうケースもあります。 
でもそれは、ちょっともったいないなと思って。 
「数年後、手前の臼歯が悪くなったら使えるから、とっておこうね」と話をすることもあります。

Q.「歯の移植」ができるということでしょうか? 

そうですね。僕は何回かやっています。 
だからと言って、インプラントに取って代わるものではありません。

Q.抜いた歯を保存することはできるのですか?

大学で「凍結保存」というのをやっています。 
「歯牙バンク」というのもありますが、まだ確立はされていないみたいですね。 
「瞬間冷凍」するので「瞬間解凍」をしないと、「細胞」が死んでしまうようです。
 「瞬間解凍」する技術が、まだ確立されていないようですね。 
「細胞」、つまり、歯と歯茎の間にある歯根膜(しこんまく)が死んじゃうと、つかないですね。
 抜きたてホヤホヤの方が、生着率は高いのではないでしょうか?

Q.「一連の作業でないとダメ」ってことですね。

そうです。 
だからこそ、抜かないでとっておく必要があるのです。


5. 先生ってどんな人?

Q.―歯医者さんになったキッカケを教えてください。

親父ですね。 
ウチの家系は、歯科関係の仕事をしている人が多いんです。
いとこ、おじ、祖父も歯医者。 母、姉が衛生士。
何となく、小さい頃から「歯科医師になるんだな」という意識はありました。 
姉には「一人くらい違う仕事にしてよ」って話してたんですけど、結局歯科衛生士になっちゃった(笑)。 
家では、歯の話をすることは多いですし、自分だけ違う話をしているよりは『歯科』へ行こうかなと思いました。

大学に入った時、親父が大学にいました。 
普通、学生は先生のことを全然知らないじゃないですか? でも、先生は俺のことを知っている訳ですね。 
どこでもある苗字ではないので、すぐに分かる。(笑) 
親父からは先生方に「挨拶しろ」と言われたのですが、知らない人に対して「挨拶するのはイヤだな」とか、
親父の顔色を伺っているようでイヤだったんです。 
でも、慣れてきて、実習でお世話になる事もあったので、やはり親父の存在はありがたかったですね。

Q.お父様の影響が強いのでしょうか?

親父は「仕事一筋」の人でした。 
子供の頃、夜寝る前に親父に手紙を書いていたりしていましたね。
性格的には、「敵を作らない人」で、自分が学生のときにも「先生、お父様には良くしてもらって」と言ってくれる先生が多かったんですよ。
「お父さんにイヤな事されたから、息子に嫌がらせしちゃえ」とか、そういうのは一切なくて、
「ありがたかったな」と思いました、「親父すごい」なって。 歯のことに関しては、
エンド(Endodontic treatment:歯の神経の治療・歯内療法)の領域では「なるほどな」と思うところがあります。 
親父のエンドは、うまいですね。
 「歯科の世界」って、狭いんですね。
 例えば、僕が診た患者さんを、俺の知り合いの先生が診る事もあるので、日々の診療をしっかりやりたいです。 
「誰に見せても恥ずかしくない治療」をしたいと思っています。



Q.先生の趣味を聞かせてください。

大学時代からゴルフをやっていて、それは楽しいですね。 
サバゲー(サバイバルゲーム)もします、前はよく行っていました。 
今、忙しくてあまり行けてないのですが。 至近距離から撃たれると、メチャメチャ痛いです(笑)。

Q.お忙しいのですね?

子供が小さいのでね。 子供が来週で2歳になります。 
魔の二歳児ですね(笑)、奥さんも結構苦労しています。 
小さいうちに、できるだけ子供との時間を共有したいと思っています。 
なるべくいろいろなところに連れて行ってあげたいし、多くの時間を共有したいです。

Q.イクメンですね!

医院のすぐ隣に幼稚園があるので、そこに行けると便利ですね。 
子供は、3人くらいほしいですね。 
友達の結婚式で、新婦がスピーチすると泣いちゃうんです。 
ウチの子は女の子なんで、もう嫁に行くときの事を心配しています(笑)。 
その娘が「バイバイ」のとき泣いたりしてね、嬉しいですよ。

 奥さんは、歯科衛生士をしていました。 
どんな人に対しても平等に接することができ、親父と同じで敵を作らないタイプです。
 優しいし、大人だなと思います。 
俺自身が結構もの言うタイプなので(笑)、調和が取れる人がそばにいてほしいですね。 
「開業したい」と話したときも、応援してくれました、ありがたかったです、本当に助かります。 
いい相談相手ですね。



6. 仕事が大好きです

Q.これからのビジョンをお聞かせください

仕事が大好きなのです。 
先輩と飯食って、夜中までずーっと歯の話をしたりします。

 院長になると、誰からも怒られなくなります。 
「本当に正しいのかどうなのか?」は、自問自答していかなくてはならなくなります。
「本当に患者さんのため、スタッフのためになっているか」を常に考えなくてはなりません。 
自分中心に考えると、うまくいかなくなるのです。 

詰め物を選ぶにしても、本当に自分が「いいな」と思うと、患者さんに伝わります。
「ちょっとどうかな?」って思うと、断られるんですよね。 
流山の地にしっかり腰をすえて、長く診させてもらえれば、嬉しいですね。 
どうぞよろしくお願いします。